こんな場合は脱毛できない!ほくろやニキビ跡は大丈夫?

 
メンズ脱毛 白衣

脱毛を受けたいと考える男性は多いようですが、自分自身で下調べをしているうちに、施術できない人や部位が意外と多いと感じる人もいるのではないでしょうか。

脱毛には光脱毛や医療レーザー脱毛、ニードル脱毛などいくつかの方法がありますが、その施術によって施術を受けることができない人や、施術できない部位があります。

今回は、「脱毛できない場合」について触れています。

脱毛施術を受けられない人や施術できない部位

持病を持っていても脱毛できる?

持病の有無については、脱毛サロンと脱毛クリニックで対応が異なってきます。

脱毛サロンでは光脱毛の施術が中心となりますが、光脱毛は医療行為ではないため、医師免許を持たないスタッフが施術を行います。

そのため、てんかんや心臓病を始めとする持病を持っている場合、何らかの発作が起きたときに時に適切な処置を取ることができないため、持病のある方の施術をお断りしていることが多いです。

それに対して、医療レーザー脱毛は医師免許のあるスタッフが施術を行なう医療行為となるため、脱毛クリニックなどの医療機関で施術を受けます。

医療機関には医師や看護師など、医療知識の豊富なスタッフが常駐していますので、持病を持っている人でも施術を受けられるケースが多いです。

ホクロやシミのある部位の施術はOK?

光脱毛の施術を提供している脱毛サロンでは、多くの場合ホクロや目立つシミがある部分の施術は行いません。それらの部分にシールを貼って光(フラッシュ)が当たらないような処置を取り、その部分をよけて施術します。

脱毛機によってはシミが薄くなる効果が期待できる場合もありますので、ホクロの部分も受けられるのでは?と考える人がいますが、メラニンに反応し過ぎてやけどなどの肌トラブルを起こしかねませんので、安易に受けるのは避けましょう。

医療レーザー脱毛では、小さいシミやほくろについてはそのまま施術を行なうこともあるようです。大きなホクロやシミなどについては、相談の上で施術をしたり、医師の判断で施術の可否を決めることもあります。

光脱毛医療レーザー脱毛で共通しているのが、どちらも基本的に日焼けしている肌に施術を行なうことができないという点です。

ホクロやシミと同様に、日焼けによって肌に発生しているメラニンに光が反応するため、毛根のメラニンに正しく光を照射できない可能性があることと、毛根以外の肌にメラニンが反応し、肌のトラブルが発生しやすいことから、施術期間中の日焼けはNGとされています。

また、同様の理由からタトゥーなどが入った部分にも施術を行なうことができません。

ニキビやニキビ痕のある肌でも大丈夫?

光脱毛の場合、目立つニキビやニキビ痕がある場合は、やはり施術後の肌トラブルの可能性を考慮して、施術できない場合があります。

これに対し、医療レーザー脱毛はトラブル発生時においても医師により、速やかに適切な処置を行なうことが可能なため、比較的施術に対して寛容な面があります。

ただし、医療レーザー脱毛においても肌の状態によっては施術がNGとなる場合もありますので、カウンセリング時に医師に相談してください。

白髪

光脱毛医療レーザー脱毛は、毛根のメラニンに光を反応させて脱毛をしていきます。

そのため、毛根にメラニンがあるのが前提となるのですが、白髪のヒゲの場合は毛根も白いためメラニンがなく、光を照射しても施術の効果が得られません。

しかし、ニードル脱毛は毛穴ひとつひとつに特殊な針を刺し、そこから電流を流すことで毛穴を処置する方法になりますので、白髪のヒゲもしっかり処置することが可能です。

また、ニードル脱毛の場合は埋没毛などにおいては毛穴を直接処理できる分、光脱毛医療レーザー脱毛と比べて高い効果が得られます。

ニードル脱毛でも処理できない場合

血液検査で施術できない結果が出た人

ニードル脱毛は毛穴に針を刺す施術になりますので、医療機関で行なう場合は事前に血液検査をすることになります。

血液検査では梅毒やHIVを始めとするおよそ5項目の検査が行われ、これらの項目に当てはまる結果が出た場合は施術を行なうことができません。

光脱毛医療レーザー脱毛においては、特に出血するような施術は行われないので、血液検査をすることはありません。

すべての脱毛方法に共通している施術できない条件

光脱毛医療レーザー脱毛、ニードル脱毛すべてにおいて施術ができないとされているのは、施術日前後に予防摂取を受けている人、何らかの薬を服用している、または塗り薬を塗っている人、体調が悪い人などが挙げられます。

クリニックの施術においては、服用している薬によっては施術が受けられる場合もありますが、後の肌トラブルを避けるためにも、施術を受ける日は体調管理をしっかりと行い、安心して施術を受けられる状態で臨みましょう。

また、施術当日までに毛抜きで毛を抜いている場合、いずれの施術も正しく毛穴を処理できないため、施術を行なうことができませんので注意が必要です。

そのほか、重度のアトピーなどの皮膚疾患がある場合も、脱毛クリニックか脱毛サロンでの施術かによって施術可否の判断は異なるようです。

また不明な点がある場合は、カウンセリング時にしっかりと相談し、不安な点をすべてクリアしてから施術に臨むことをおすすめします。

この記事の執筆者 さかい

この記事の執筆者
さかい

都内在住 40代前半の元看護師です。
長年の医療現場での経験と専門知識を活かし、読者の皆様に信頼できる情報を提供することをお約束いたします。
医療脱毛は、専門的な知識と経験が欠かせません。元看護師である私は、皮膚科や美容クリニックでの勤務経験を通じて、様々な患者様の脱毛に関する問題や疑問に対応してきました。皮膚の健康と安全を最優先に考え、正確かつ分かりやすい情報をお届け致します。