毛周期と毛の流れ
人の体毛には「毛周期」と呼ばれる生えかわりのサイクルがあります。
その毛周期は、体毛の生えている身体の部位によって異なります。
毛の成長サイクルというのは、毛母細胞の分裂から始まります。
皮膚の下のほうで新しい毛が伸び始め、毛細血管から栄養を取り込みながら太く伸び、表皮の上へ出てきます。
この時期が毛の成長期です。
その後、毛母細胞の分裂が止まって退行期に入り、毛乳頭と毛の結合が緩んで毛が上へ押し上げられます。
休止期に入ると、毛と毛乳頭が完全に離れて自然に抜け落ちます。
この体毛の成長のサイクルを毛周期と呼びます。
身体の中では頭髪が最も毛周期が長く、10日間に3~4ミリ伸びて3~4年間で退行期に入り、周期が来ると自然と抜け落ちていきます。
頭髪の場合では、1日に約50本が自然に抜けていきます。逆に眉毛などは毛周期が短く、3~4カ月で生えかわります。
同様に、顔より身体の毛の方が毛周期が長く、顔と身体を同時に脱毛しても顔のムダ毛が先に伸びてきてしまいます。
また、一般的には表皮上に出ている毛は、全体の3分の1と言われています。
つまり、ムダ毛を抜いても皮膚の下ではすでに新毛がスタンバイしており、すぐに生えてきてしまうのです。
ムダ毛処理には、毛の「流れ」を知ることも重要になってきます。
毛は生えている方向にそのまま引っ張ると抜けやすいのですが、逆方向に力が加わると毛穴が押し広げられ、そこから細菌が入って炎症を起こしてしまうことがあります。
毛の生えている方向が比較的一定である腕や脚の毛は脱毛もしやすいのです。
ですが、反対に毛の向きがバラバラな脇下などは、他の部位に比べるときれいに処理するのが難しいのです。
↓メンズ脱毛ランキングはこちら↓